百発百中キャラは意外と命中率が低い。
「うちぬけ! ゆうきのガブリボルバー」(三条 陸)
キングとのっさんが看板を作成中に、ソウジとアミィが差し入れに。
第一話から出ているけど、このお店はのっさんのものと思っていいのだろうか? アミィがバイトしていたレストランの隣にあるとか?
キングに過去のトラウマを刺激され、店を去ったイアンの前に姿を現したのは、盗みの得意なデーボ・ドロンボス。
特記事項は「人の目を盗んでカラスとたわむれるのが至福の時である」とのこと。
全員で戦うことになるが、偶然にもトラウマになった事件と同じシチュエーションになり、あっさり戦闘不能になるイアン。
このモンスターのマントは「いかなる攻撃をもはね返す、無敵マント」だったらしく、ブラックは新たな獣電池ケントロスパイカーの力を借りようとするものの、ひとりでは使いこなせず逃がしてしまう。
どうもこのあたり、マントの説明がないせいで頭にハテナが浮かぶことが何度か。
バイクの突撃シーンでマントを使ってかわしているのだと気づいたのも、2度目の視聴のときだし。
「あのマントが攻撃をはね返しているんだ!」の一言で十分だと思うんだけどなー。
その後、キングのしつこい追求に負けて過去を話し始めるイアン。
かつて相棒を謎の敵に捉えられたとき、わずかな隙間を銃で狙うものの外してしまい、そのせいでお宝は謎の敵に奪われ、相棒は殺されてしまっていたのだった。
その後、命を獣電竜に救われたイアンは、トリンからガブリボルバーを託される。
ここで今週のトリンの一言。
「君が本当にブレイブならば、彼に打ち勝ち、強き竜の男となれ」
……よく読んでみると、イアンの目的とトリンの誘い文句はかみ合ってないな(^ ^;
復讐だけが目的、と言い切るイアンに、キングはきっぱり言い放つ。
「また仲間を失うのが怖いんだろ。でもな、その一発を自分の手で当てるまで、お前の後悔は消えたりしないぜ」と。
いや、その一発を当てるために戦っているのでは? というツッコミは流石に野暮かな(笑
再びデーボ群が現れるものの、獣電池がチャージできておらず、キングたちは生身で戦いつつ、チャージの時間を稼ぐことに。
ここでの生身アクションは、坂本監督の本領発揮といったところ。
のっさんのいかにもパワーキャラ的な戦い方も好きだけど、ソウジの足下を斬りつける剣さばきも「邪道」ぽくて実に良し。
再び同じ局面に対するイアンだったが、キングの一言でトラウマごと敵を銃弾で打ち抜くイアン。
ここに真の獣電戦隊、誕生。
敵幹部をも圧倒したキョウリュウジャーは、再びマントに身を包んだドロンボスに対しても、新たな武器ケントロスパイカーで見事撃破するのだった。
しかし、バスタードソードのように扱うのかと思いきや、まさか投げてトドメを刺すとは……(^ ^;
使用するキャラによって使い方が異なると面白そうな予感。
巨大化するドロンボスに対しては、ガブティラとザクトル、パラサガンによる新たなカミツキ合体「キョウリュウジン・ウエスタン」で対抗。
ロボ戦は、あえて効果線を追加しているあたり、劇画をイメージしている模様。
ドロンボスが倒れたことで、盗まれたお宝もすべて戻ってきたのだが、そのなかにイアンが相棒と求めた秘石はなかった。
実はイアンが出会ったのは幹部のアイガロンだったのだが、その事実をイアンはまだ知らなかった。
相変わらずまずはアクションありきで、物語の構成はちょっと粗め。
見ていて「ん?」と引っかかるところが何度かあったのだけど、これは僕がストーリーを重視するタイプだからなのかなあ。
「子どもは話よりも、ヒーローのカッコいい姿を見たい」と言われたら納得できちゃうので、そこをとやかく言う気はないのだけど、少しの工夫でもっとわかりやすくできるとも思うので、頑張ってほしいところ。
で、相棒役で出てきた軍平(byゴーオンジャー)の出番はこれで終わり?
生死が不明っぽかったので追加戦士で登場するのかしらん。