『アイシールド21』を読み返す。
久々に1巻から読み返したけれど、初期の絵が今と比べるとかなり粗くてビックリ。
村田先生は筆が早いというのもあるのだろうけれど、連載のペースが合っていて、かつ数をこなすことで上達するタイプだったんだなあ。
それでも、1話の時点でメイン4人(セナ、まもり、栗田、蛭魔)のキャラがほぼ完成していたのが、長期連載に繋がった気がする。蛭魔だけはちょっと違うけどね。
あと、連載中は「ヒロインとしての鈴音」の存在がどうしても気になっていたのだけど、読み直すとなんとなく理解できた気がする。
元々まもりは、セナが「正体を隠すヒーロー」としてのヒロインで設定されていたのだけど、『アイシールド21』という作品がスポーツものとして成功すればするほど設定が作品におけるウェイトは軽くなっていて、それに追従するようにまもりのヒロインとしての扱いも軽くなっていったと。
そこで新たに用意したヒロインが、鈴音だったんじゃないかなあという気がする。
そう考えると、鈴音が積極的にセナと絡むのも、まもりが遠くから見守るポジションだったことからの反省だったと思えて、個人的にはかなり腑に落ちるのです。
ここまででわかるように、まもりヒロイン派です(笑
最終話も蛭魔についていったんじゃなく、改めてヒロインとなるべく、セナ(アイシールド21)とより深く関われるポジションについたと勝手に想像しております。